『声の宅配便』で得たモノ
タイトル、一体何の事かと言うと。
今はお休みの日たまにしかやってないけど、自粛中毎日やっていた事。
それは。
おじいちゃんとおばあちゃんに毎日電話する事
3月中はたまにだったけど、4月の緊急事態宣言からは実家の両親も以前に比べ外出が減り、『人と話す』機会が減る事を心配したからです。
恥ずかしながら、両親は家庭内別居状態なので私達家族が言ってる時は普通にしていますが、2人だけの時はほぼ会話がないんです。となると、母はまだお友達とたまに電話したりするけど父の方は外に出ない限りほぼ会話はなく2人とも80歳なので孫たちから毎日電話がくれば刺激になるかなと。
※2人ともガラケーなのでTV電話とかでなく普通の電話です( *´艸`)
そんな訳で。
子ども達にも、おじいちゃんとおばあちゃんが今までみたいにお友達と会ったりできなくて、寂しいから会いに行けない分、電話で2人の元気な声を毎日届けよう!と説明。
ただ実は、この電話。
両親の為だけでなく、子ども達の為でもあったんです。
◆苦手な電話の克服
リーチは。
もともと会話が苦手でどちらかと言うと身体全体で話したい子なので見えない相手だと何を話したらよいかわからず大きな声で勢いに任せ話し、そしてすぐ飽きてどこかに行ってしまう。
ミーは。
小さい頃から身内が相手でも電話で話す事を極端に嫌がり、何かをもらってお礼を言うだけでも言わせようとすると本気で大号泣するような子でした。
これも場面緘黙症を疑う原因の1つです。
◆日付の確認
自粛中は大人でも曜日感覚がなくなりがちなので、そこはしっかりさせたくて。
電話をする前に私がボードに
- 〇月〇日(〇)
- 曜日を英語で言うと〇〇〇
- 天気
- 今日は何の日
こんな感じの事を書いてあげて、何を言えば良いかを明確にしてあげました。
慣れてくると、〇月〇日(〇)や天気は子ども達が書いてくれるように。
曜日がわかると、2人とも夜見るTVの番組名と時間をお互い確認したりするように( *´艸`)
上記以外にも、祖父母の知っている芸能人の誕生日だったら教えてあげたり、『何の日』の説明を書いたり。
子ども達が話した後は私に代わり、体調や困ってる事がないか、あとちょっと世間話をして終了です。
**************************************************************************
時間は大体9時~10時を目安として、特にきっちり決めず。
その日の子ども達のタイミングを見て私の携帯から。
祖父母それぞれの携帯に順番に。
最初は若干めんどくさそうにしていた子ども達も(笑)
日を追うごとにルーチンワークとなり、私が朝仕事が入ってバタバタしていると子ども達から指摘されたりも。
毎日電話するのは、地味に大変でしたがやって良かったです!!
もちろん両親が喜んでくれたのも嬉しかったですが、それ以上に途中からミーが家で家族と話すみたいに普通に顔をこわばらせる事なく話せるようになった事です。
最初は躊躇していましたが、リーチがボードをつっかえながら読むのを見て、それなら私もできる!もっと上手に読める!と思ったのか、私の膝の上で読むようになり。
そんなミーにおじいちゃんは、毎回「いい声だよね」「アナウンサーみたい」「すごい上手だね」「1年生だっけ?」と褒めたたえ( ´∀` )
もちろんおばあちゃんも私も沢山褒めて。
おばあちゃんは「お母さんが買い出しに行った時好きなおやつ買ってきてもらって。電話のお礼にお金はおばあちゃんが出すから」とミーの大好きな甘い蜜も沢山あげて(笑)
段々、本当に少しずつですが自信がついているのが目に見えて。
私が側にいなくても普通に話せるようになり、質問された事に答えられるようになり。
電話の前に「昨日〇〇した事話せば?」とか、「音読ドリルを1枚読んであげたら?」とかアシストすればボードに書いてない事も話すようになり。
最後の方は、『得意な歌を聞かせてあげれば?』と言うと、アカペラは恥ずかしからと音の出る本を自分で用意して歌ってました♪ ついにはアカペラで歌う時も!
もちろんリーチも、頑張りましたよ~(*´▽`*)
あ、ちなみに旦那の両親はお父様が亡くなられてて、お母様は現役でお仕事かつ福祉関係の為緊急事態宣言中もお仕事でした。その為、孫たちの声はたまに旦那から届けてもらいました。
ただ、お義母さんへの電話はたまにという事もありまだ慣れていなくて最低限しか話せず…💦
スポンサーリンク